参考にしてください!農家が教える桃の保存方法とお召し上がり方

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桃の正しい保存方法

桃の保存方法については基本的には常温で保存することをおすすめします。
ただし、固い桃と柔らかい桃の好みに合わせて保存方法にも多少違いがありますので、好みの具合に調整することもできます。

品種によって差はありますが、固い桃【紅国見など】を柔らかい桃にしたい場合、1,2日ほど常温に置いておくことで柔らかい桃になります。
すでに柔らかめの桃である場合は、それ以上置くと傷んでしまう恐れもありますので新聞紙などでそっと包んで、日陰や冷暗所で風通しのよい、涼しいところで保管することをおすすめします。

ここで注意しなければならないのは、エアコンや扇風機に当ててしまうと桃の水分が奪われて乾燥してしまう恐れがあるので、なるべく自然に保管できるとよいです。
また、冷蔵庫で冷やしてしまうと甘みが半減してしまうのでおすすめできませんが、きちんとラップで包むか、少し空気を含ませたビニール袋に入れて保存した場合は1週間以上は保存が効きますので、食べる2時間前に常温で温度を戻してからお召し上がり頂けるとよいです。

柔らかい桃と固めの桃

柔らかい桃にするための基本は、まず常温で2〜3日置いてみることです。
上記でも述べましたが、エアコンや扇風機の効いた乾燥した部屋や、冷えた場所、そして直射日光の当たる場所も避けましょう。
2,3日常温で置くことで、桃のおしり部分から順番に柔らかくなってきて、見た目も触った感じも柔らかく変化してくるのが分かりますが、桃の柔らかさを調べる際には慎重にしましょう。(桃はデリケートな果物なので、少し強く押してしまうとその部分から桃が傷んでしまう場合があります。)
2,3日して柔らかい桃になってくると、桃の皮の見た目が少し透き通った感じになってくるのが分かると思います。
固めの桃を食べたい場合は、日を置いたり保存することをせず、なるべく早くお召し上がり頂くことをおすすめします。
(品種でいえば紅国見は比較的固めの品種です。)

食べる直前の準備

桃は温度や湿度に敏感なので、例えば常温でしっかりとした保存方法を実行していても、食べる直前に皮をむいたり卓上に出して数十分経過しただけで、甘みも色味も変化してしまう可能性があります。

桃の甘みを最大限に引き立たせるために、お召し上がりいただく2〜3時間前に一度、冷蔵庫に入れてかるく冷やす方法はおすすめです。
食べる直前に2,3時間ほんのりと冷やしてあげることで、桃本来のもつ旨味・甘みを引き出すことができます。

ただし、冷蔵庫で長時間保存してしまうと桃の甘みを感じにくくなりますのでご注意ください。

桃を含む果物に関して、食べ方のコツに皮のむき方 があります。
特に桃の場合、皮は柔らかいので手でも簡単に剥くことができます。しかしながら実は、桃の皮と果実のちょうど間にこそ、桃を含む果物の最大の 栄養素や甘み・旨味をより多く含んでいるものです。桃の皮は手で簡単に剥くことができるからといって剥いてしまうのではなく、その桃の皮と果実の間の旨味 や栄養素を感じながらお召し上がりいただけるとよいです。

水々しく甘みのある果肉とほんわかとした香りで、 大人はもちろん小さなお子様にまで親しまれている桃。
人気を誇る桃ですが、その分デリケートで保存方法をちょっと誤るとすぐ傷んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
やわらかい感触のモモは手に持つと潰れてしまいそうで、皮もむきにくいかもしれませんので、桃は常温に置いておいて、食べる2~3時間前から冷蔵庫で 冷やしておくと、多少果肉も引き締まり、皮もむきやすくなりますよ。

長くなりましたが、桃の食べ方・保存方法を参考に、よい桃ライフを送ってくださいね♪